2022年8月17日に“結花乃”が新曲「オーソドックス」をデジタルリリース!今作は唯一無二の存在である<君>への気持ちを“オーソドックスな言葉”で伝えるラブソング。MVは結花乃本人が制作。ダンスの振り付けは平村優子が担当しております。
さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“結花乃”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、新曲「オーソドックス」にまつわるお話。現実でも歌詞でも、「好き」「会いたい」「愛してる」 それ以上に伝わる言葉を選びたいけれど…。みなさんは、これから好きなひとに告白するなら、どんな言葉で伝えたいと思いますか?
これから好きな人に告白するなら、どんな言葉で伝えよう?
胸に育ったこの気持ち、「好き」の二文字だけでちゃんと伝わるのかな。
伝わる台詞、グッとくる言い回し…
色々考えたけど「好き」に敵う言葉はなかなか見つからない。
歌詞もそう。特にサビには伝わる言葉を選びたい。
「好き」「会いたい」「愛してる」
そんな言葉はありふれているので
他に素敵な言葉はないかと探しても、
それらを超える言葉はなかなか見つからない。
私の頭ではオーソドックスな言葉しか浮かばない。
(ここでは無難、普通、面白味に欠けるというようなニュアンス)
そんな皮肉から書き始めた曲だった。
オーソドックスな言葉しか出てこない
オーソドックスなリズムしか出なくても
はたから見たらなんて事ない日々が
このうえない 唯一無二
君の抱く「好き」はここにしかない唯一無二。
周りから見ればありふれたカップルでも、
ふたりの間では取って代わることの出来ない必需品(必需人)。
そんな自惚れを軽やかなリズムで歌ってみたら、
自然と口角が上がる可愛らしい曲が出来た。
私の抱く「好き」はここにしかない唯一無二。
とはいえ、歌詞の世界で同じ言葉を使い回してばかりはいられない。
唯一無二の言い回しを探して、平凡な頭を抱える日々は続く…