日本でこの歌詞を書けるのは、この2人だけだと思います。

 2020年8月19日に“ビッケブランカ”がニューシングル「ミラージュ」をリリース。タイトル曲は“玉木宏×高橋一生”の新火曜ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』オープニングテーマとして書き下ろし。見えているけれど手が届かないものを追い求める強さを表した歌詞と、不穏に満ちたイントロから浮遊感あるトラックに、ドラマチックなメロディが響く美しい楽曲に仕上がっております。

 そして、歌ネットではそんな注目曲「ミラージュ」の歌詞先行公開がスタート。さらに今日のうたコラムでは、2週に渡り【前編】と【後編】で“ビッケブランカ”のメールインタビューをお届けいたします!今回は【前編】に続く【後編】です。是非、歌詞と併せて、ご堪能くださいませ…!

~ビッケブランカ インタビュー【後編】~

― 「ミラージュ」のなかで、もっともお気に入りのフレーズを教えてください。

2番のサビで<寂れたポスター>から始まり、例え話の中から教訓のような歌詞を書くことができたところが好きです。

― 「ミラージュ」をはじめ「WALK」や「まっしろ」など、タイアップ楽曲もどんどん増えてきておりますが、楽曲を書き下ろす際に大切にしていることは何ですか?

自分の気持ちを込める割合を0%にすることを大切にしています。タイアップ先の作品のメッセージを汲み取り楽曲を作れば、自然と自分らしさは混ざってくるはずなので、それくらいの分量で十分だと思っています。

― ビッケブランカさんが、歌詞を書くときに大切にしていることはなんですか?

あんまり凝り固まらず、自由に発想することです。好きなように書いても、同じ人間が書いているので最終的な統一感は自然と出てくるものだと思っています。

― ビッケブランカさんにとって、歌詞とはどんな存在のモノですか?

楽曲の意味を180°変えることもでき、そのまま強くもできるもの。

― タイアップが関係ない場合、ビッケブランカさんは、どんなときに曲を作りたくなったり、歌詞を書きたくなったりすることが多いのでしょうか。

日課のようになっているので、日常的に作っています。

― 最近「歌詞がいいな」と思った楽曲やアーティストを教えてください。


MOROHAです。MOROHAの歌詞は自分には絶対書けなくて、日本でこの歌詞を書けるのは、この2人だけだと思います。

― 最後に、これから新たに挑戦してみたい歌詞はありますか?

今挑戦してみたい歌詞というのは思いつきませんが、曲が呼んでくる言語が海外のものだったりしたらそれは使いたいし、時に弾き語りで日本語だけで歌ってみたいし、常に制限なく扉を開いていたいなとは思います。

(取材・文/井出美緒)

◆紹介曲「ミラージュ
作詞:ビッケブランカ
作曲:ビッケブランカ

◆4th Single「ミラージュ」
2020年8月19日発売
AVCD-94851 ¥1,200(tax out)

<収録曲>
M-1:ミラージュ
M-2:Shekebon!
M-3:ウララ(Special Live for Releasing “Devil” at Landmark Studio 2020.03.07)
M-4:ミラージュ -Instrumental-
M-5:Shekebon! -Instrumental